砂糖の常食は怖い
砂糖の常食は怖い
- 今までの経過 → 栄養学から美肌と美しいボディラインを追及する
「砂糖をやめれば10歳若返る」という本があります。著者は順天堂大学の白澤卓二教授。
以前、【長寿遺伝子研究】白澤卓二教授講演の記事で教授をご紹介しましたが、精製された砂糖は体にさまざまな悪影響を及ぼすことは、みなさんよくご存じだと思います。
私は夜の食事時に、ほぼ毎日アルコールを摂っています。酒飲みは甘いものが嫌い、とよく言われますが、私はお酒も好きだが、甘いものはもっと好きです。しかし、美容の観点からできるだけ控えるようにしていました。
しかし、ホルモンの治療をし始めたことで、食欲は増加。お腹が空く→ついスイーツを買ってしまう、という悪循環を繰り返しているうち、常に甘いものが食べたくて仕方がない・・という状況になってしまいました。
これには、娘2人が独立したという家庭事情の変化もあったようです。
昨年、ホルモン治療を始めたころに長女が結婚して家を出て、それと時を同じくして、次女が就職して独立。一人暮らしを始めました。結果、家には夫と私の2人だけとなりました。
ここまで書くと、”甘いもの欲しい病”が、子供たちがいなくなった寂しさを埋め合わせる、もしくは、夫と2人の生活のストレスが引き金、のように思われるかもしれないが(笑)そうではなく、甘いもの好きの娘が家にいるときは、私が食べたくて買ってきた甘いお菓子を、私が食べるより先に娘たちが食べてしまい、私の口に入るのはほんのわずかだけになることが多かった。すなわち甘いものを買うには買うが、そんなに食べずに済んでいた、ということ。
しかし今は買ってきたものすべて自分が食べてしまうことになる。夫は一切甘いものを食べないので、私が衝動的に買ってきたものは自分で処理しなければならないのですね。(じゃぁ買うなよ、という話なんだけどね)
話が長くなったが、今の状況で甘いものを避けるには、とにかく「買わない!」こと。
これが一番ですねぇ。
ところで、砂糖を断つとどんな変化があるのでしょうか?
ある方が3か月甘いものを断った体の変化について書いておられます。
<<砂糖断ちの効果>>
- 視力が良くなった
- パソコンを長時間しても目が疲れない
- 目の芯(奥)が痛むことがなくなった
- 夜更かししても次の日気持ち悪くならない
- 下半身デブが治った
- 足の冷え性が治った
- 尿漏れが治った
- ジャンクフードや甘いものへの執着がなくなる
- 顔がむくまない
- 自転車のペダルが異様に重い日がなくなった
- クソどうでもいいことでむかつかなくなる
なるほど・・これだけ体に悪い「砂糖」。
しかし、デパートのスイーツ売り場は女性で溢れ返っています。
デパートだけでなく、街のあちらこちらで、見た目にも美味しそうなデザートが、これでもか!というくらい売られていますね。
『甘党』が誘惑に打ち勝つためには、かなりな努力が要りそう。
ところで、「シュガーブルース」という著書があるのですが、これは砂糖のとり過ぎによって引き起こされる様々な精神的・肉体的苦痛の実体と原因を述べた書籍です。
著者ダフティが自分の体験から、自分が8歳の時から砂糖水の虜となり、それ以来甘い清涼飲料水などによる砂糖中毒にかかり、どんなひどい苦しみを味わってきたかを告白てしているものだけに、 説得力があります。
以下の症状に悩まされている場合、あなたも『砂糖病』にかかっているかもしれません。
●忘れっぽい
●集中力がなくなる
●感情がコントロールしにくい
●カッとしやすい
●忍耐力がない苛立つ
●気分が落ち着かない
●心が空白になる
●頭が混乱しやすい
●劣等感に悩まされる
●いつも緊張を感じる等
いかがですか?
砂糖は、血液を酸化(汚す)させ、赤血球や細胞を崩壊させます。つまり、ウイルスや細菌に感染しやすく、病気になりやすい身体を作っていきます。
アトピーなどアレルギーはもちろん、冷え性、頭痛、肩こり、貧血、便秘、虫歯、胃潰瘍、糖尿病、心臓機能低下、子宮異常、静脈瘤などや、恐ろしい難病と言われるようもののほとんどが、砂糖病ともいわれます。数えればきりがありません。
また、精神的にも我慢ができず、イライラし、きれやすい。不眠やうつ病なども基本的には砂糖の害です。
食べ物が体内で利用されるためには、代謝を進める微量栄養素が欠かせません。しかし「空のカロリー食品」である砂糖には、ビタミンやミネラルなどは含まれていないため、それを摂ることで、体内の栄養素を消耗させることになります。
つまり砂糖を摂ることで、もともと乏しい体内の“微量栄養素”が、いっそう欠乏してしまうのです。
さらに砂糖の過剰摂取は、血液を“酸性”に傾けます。すると体はPHを一定に保つために、カルシウムなどのミネラルを必要とします。もし血液中に十分なカルシウムがなければ、ホメオスタシスの働きによって、骨や歯からカルシウムを溶かし出してくることになります。
「低血糖症」を引き起こす
砂糖の過剰摂取は微量栄養素の欠乏を引き起こすだけでなく、「血糖値を急激に上昇させる」という点からも健康に害を及ぼします。
2糖類である砂糖は消化・吸収のプロセスがきわめて速く、摂取後、短時間で血液に運ばれます。そのため砂糖をたくさん摂ると、血糖値が急激に上昇することになります。(※砂糖は時に直接、口や胃の粘膜からも吸収されます。)
砂糖の大量摂取によって血糖値が跳ね上がると、血糖の調節のために「インスリン」というホルモンが分泌されます。
あふれているブドウ糖を細胞内に取り入れようとして、膵臓は急いで「インスリン」を分泌することになります。
(※血糖値が高くなると「インスリン」が分泌されてブドウ糖は貯蔵に回され、反対に血糖値が低くなると「グルカゴン」がグリコーゲンを分解して、血糖を供給します。膵臓から分泌されるインスリンとグルカゴンという2つのホルモンが、血糖のコントロールをしています。)
穀類に含まれるデンプンのように消化に時間がかかり、小腸からゆっくりと吸収されればよいのですが、砂糖の場合は一気に吸収され“高血糖”の状態を招くことになります。すると膵臓は、血糖を下げるためにピッチを上げて多量のインスリンを分泌しなければならなくなります。
こうしたことを繰り返していると、糖の代謝にかかわる膵臓や肝臓・副腎などの器官が疲弊し、血糖の調節に狂いが生じるようになります。
わずかな砂糖が入っただけで、膵臓が過剰に反応して、必要以上にインスリンを出すようになると、血糖値の落ち込みがひどくなったり、慢性的な低血糖状態が続くことになります。これを「低血糖症」と言います。
そして長期にわたってオーバーワークを強いられた膵臓は、やがて疲れ果て必要な量のインスリンを分泌できなくなり、低インスリン性の糖尿病を招くことにもなってしまいます。
(※砂糖だけが糖尿病の原因ではなく、脂肪の摂り過ぎがインスリンの働きを阻害することが分かっています。しかし過剰な砂糖が膵臓を疲れさせ、糖尿病の誘因となることには変わりありません。)
「低血糖症」による心身の異常
低血糖症とは、脳を含む全身のエネルギー源である血液中のブドウ糖のレベルが、異常に低くなる病気です。それによって細胞へのブドウ糖の供給が不足し、脳と体のエネルギー・ショック状態が引き起こされます。(※低血糖の影響は全身に及びますが、特に心臓・神経・脳への影響は重大です。)
低血糖症によって起こされる症状はさまざまですが、まず極度の疲労や脱力感・動悸や震え・猛烈な飢餓感・あくびやため息などが現れます。特に脳はブドウ糖だけを唯一のエネルギー源としているので、低血糖の影響を敏感に受け、イライラ・かんしゃく・神経過敏・不安感・集中力欠如などの症状が現れます。
血糖が低下していると、それがストレスとなり、副腎から「アドレナリン」というホルモンが分泌されます。アドレナリンは血糖を上げようとしますが、このホルモンには人を興奮させ、攻撃的にさせる作用があります。アドレナリンはストレスに対処するために必要なものですが、それが過剰に分泌されれば、人格を変えてしまうほど強烈な影響を及ぼすことになります。
低血糖によって不快な症状が現れると、手っ取り早く血糖を上げてくれる甘い物や、アルコール・コーヒー・コーラなどの刺激物が欲しくなります。それらは即効的に血糖値を上昇させ、いったん症状は収まります。しかし、そうしたことの繰り返しによって状態は悪化し、低血糖症から脱け出せなくなってしまいます。
現在、大きな社会問題になっている子供や青少年の心身の異常さは、「低血糖症」が大きくかかわっていると思われます。落ち着きがなくてすぐにキレる、頭が真っ白になって考えがまとまらない、無感動で無表情といった精神的脆さ・異常さの背景には、「低血糖症」の影響があるのです。
アメリカでは、低血糖症についての認識がかなり浸透しています。
そして多くの栄養学者が、砂糖の過剰摂取が低血糖症を引き起こし、心身に重大な悪影響をもたらすことを警告しています。
アメリカで行われた研究では、犯罪者や非行少年の80%以上が低血糖症でした。まさに「犯罪の陰に低血糖症あり」ということです。
また“Mレポート”では、精神病患者の67%に、低血糖症が関係していると報告しています。
美容上もっとも怖いのは「糖化」
色んな意味で砂糖が体に悪い、これはよく分かった。
しかし、我々女性が美容上もっとも恐れなければならないのは、肌のハリを失うこと。肌が黄ぐすみを起こすことです。
実は、肌のハリや透明感を奪ってしまうのが、最近注目されている「糖化」なのです。
「糖化」とは、私たちの体内にあるタンパク質と糖が結びついて、「糖化生成物(AGEs)」という物質が作られることをいいます。たとえば、パンを焼いたとき、表面が茶色く焦げて固くなったり、炊飯器にご飯を長時間保温しておくと黄ばんで硬くなったりしますよね。これも糖化です。
肌でいえば、肌の弾力を担っているバネを固めてしまって、柔軟性を奪ってしまうこと。さらに、「糖化生成物(AGEs)」は、褐色なので糖化がすすむと肌を黄色くくすんだ色に見せて、老けた印象を与えてしまいます。
砂糖はある意味中毒性があるといえます。
摂れば摂るほど、もっともっと・・となります。
幸せなのは食べている時、その瞬間だけ。胃に入れた直後に罪悪感、もしくは太ってしまう・・・という恐怖に苛まれてしまいます。
しかしすぐまた食べたくなる砂糖。怖いですね。
さて、私は、現在甘いものを控えるようにしています。
上記の理由もあるが、最大の理由は「糖尿病体質」だということ。
父親は糖尿病の合併症で若くして(60代前半)亡くなりました。また私も次女を妊娠中、体重が増加したときに、「境界型糖尿病」と診断された経緯があります。
私の場合、太るとほぼ100%の確率で糖尿病を発症してしまうそうです。今体重を必死でコントロールしているのは、むろん美容上もありますが、やはりその時の医師の言葉の影響が大きいです。
・・・ということで、皆さん、甘いもの、常食していませんか?
止めると色んなことが変わる、ようです。
私の場合は、止めると不思議なくらい甘いものへの欲求が減りました。食べていた時の方が「もっともっと」・・と満足することが無かったです。
顔もむくみにくくなったように感じます。
疲れた時などに適度に摂るのは良いと思います。脳のエネルギー源だからです。
しかし常に食べているとしたら・・・その習慣は早いうちに断ち切った方がよさそうですね。
この記事には、実に23個のスイーツの写真が載っています。
おそらく終わりの頃は、もうお腹一杯!になったのではないでしょうか?(笑)
甘いものが欲しくなったらこの記事を見て、食べたつもりになってくださいね(^^)(^^)
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