美白剤に要注意!

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カネボウ化粧品、54美白製品を自主回収と発表 使用時まだらに

カネボウ化粧品は、一部の美白製品で、使用した際に肌がまだらに白くなるケースが確認されたとして、54製品を自主回収すると発表した。


画像の説明

肌がまだらに白くなった手の甲(カネボウ化粧品提供)


カネボウ化粧品の夏坂真澄社長は「お客様・関係各位に、多大なるご迷惑とご心配をおかけすること、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
カネボウ化粧品が自主回収するのは、「Kanebo BLANCHIR SUPERIOR」や「suisai」など、8ブランドの化粧水や乳液など54製品。
これまで、使用した39人に、肌がまだらに白くなる症状が現れた可能性があるということで、カネボウ化粧品では、独自開発した美白有効成分「ロドデノール」と、症状との関連性が考えられるとしている。
この成分を配合した製品は、2008年から発売を開始し、累計出荷個数は436万個にのぼるという。
現在、使用している人は、およそ25万人、家庭にある対象製品は、およそ45万個あると推定されている。
カネボウ化粧品では、使用中の製品および、店頭にある在庫の全てを、自主回収するとしている。


Aさん(50歳代)は20代の頃からカネボウ化粧品を使い続け、美白剤は2年前から使ってきた。症状が出たのは今年の5月、突然、顔が真っ赤に腫れ上がり痒くて夜も寝られなくなった。腫れが治まった顔は白い斑点と黒いシミが混じったまだら模様になった。Aさんを診断した皮膚科の吉木伸子医師は「化粧品を止めて自然に回復した人はいます。でも、回復していない人もおられます。その方たちが回復するかどうかは今はまだわからない状態です」

2013年7月23日付けカネボウ化粧品HPより

お詫びと自主回収発表後の状況、並びに弊社の対応について(第2報)

7月4日の「医薬部外品有効成分“ロドデノール” 配合製品」の自主回収発表以降、お客様窓口に数多くのお問い合わせをいただいております。
お問い合わせの中には、返品・返金のお問い合わせとともに「白斑様症状」を含む不安の声も多数寄せられております。
現在、お申し出があったお客様を弊社社員が訪問し、お詫びを申し上げるとともに、治療等のご相談をさせていただいております。
長期フォローが必要な方を含む、お客様の支援体制を整え、お一人おひとりへの対応に全社を挙げて取り組んでまいります。
また、この度、日本皮膚科学会のご協力により、学会内に、松永佳世子教授(藤田保健衛生大学)を委員長とする「ロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会」を7月17日に設置、発症されたお客様の治療を最優先に、実態把握と原因究明、診断と治療法の確立、皮膚科医への情報提供などを推進していただいています。

お客様はじめ関係各位に多大なるご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳なく心よりお詫び申し上げます。

「医薬部外品有効成分“ロドデノール”配合製品」自主回収状況、並びに弊社の対応について




美白化粧品は一般的に高額で、使用する女性は、肌を綺麗にしたい美白したい、シミを薄くしたい、と強い熱意を持っています。
それだけに、使用後赤くなったり刺激があったりしても「これは聞いている証拠」と感じ、また「美白剤は長期に使う必要がある」などの情報を信じ、トラブルとは気づかずそのまま使用を続けてしまう傾向があります。
以前の「茶のしずく」もそうでしたが、こうした女性心理が被害を大きくしている可能性がありますね。

今回被害の報告があったのは、医薬部外品有効成分”ロドデノール”です。
生きている細胞に働きかける「薬用化粧品」「医薬部外品」には注意が必要です。薬に準ずる取り扱いが必要です。
医師によるとメーカー側が指定している適量であっても、肌に異常が出る場合があるということです。
今回被害の出た成分以外にも、美白剤配合の医薬部外品は通販で海外ものを個人輸入するケースが多いですが、こうした場合、被害が出ても自己責任であり、売った方にも責任は発生しません。

特に美白剤は浸透して肌細胞に作用するため、肌に刺激があるものが多く、最初は赤みやかぶれ、それが次第に茶色に→シミに発展することがあるということです。

会員さんは多くの方がケミカル絶ちをされているので大丈夫だと思いますが、歴史ある大手の国産化粧品でこのようなことになったのは衝撃でした。花王、カネボウなどかかわった会社の信頼回復には相当な時間が必要でしょう。

企業の将来うんぬんより、まずは被害に遭った方たちです。
一日も早く回復されることを切に願っています。


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