食欲と満腹はどこからくる？

• 今までの経過 → 栄養学から美肌と美しいボディラインを追及する

プレミアム会員さんにはダイエットがどうしても必要という人は少ないと思うのですが、それでも、食欲のまま食べてしまうと太る、だから食べ過ぎないようにしている、という方は多いでしょう。

ダイエットを考えている人だけでなく、体型をベストに保ちたい人にとって、常にやっかいなのが「食欲」というもの。食べたいという欲求です。

これを抑える、ということは苦しみを伴います。

では、食欲と満腹という感覚は、どうやって起こるのでしょうか？
このメカニズムを知っておくと、理想的なボディを維持することに非常に役立ちます。

食欲と満腹

視床下部に摂食中枢と満腹中枢があり、これらの興奮により空腹（食欲）を感じたり満腹を感じたりします。また、食欲は満腹でも起こることがあり、空腹でも起こらないこともあります。

1.摂食中枢の興奮（食欲）

1. 視床下部での動脈静脈血糖値の差が少なくなると、摂食中枢が興奮する。
2. 脂肪細胞の中性脂肪が分解し血中遊離脂肪酸が多くなると食欲中枢が興奮する。
3. 空になった胃が収縮すると摂食中枢が興奮する。
4. 食べ物に対する視覚、味覚、嗅覚、等により摂食中枢が興奮する

2.満腹中枢の興奮

1. 食後15～20分経過により視床下部の動脈静脈血糖値の差が大きくなると、満腹中枢が興奮する。
2. 胃に内容物がたまり胃壁が伸張すると、満腹中枢が興奮する。
3. 食後、食事誘発性熱産出により体温の上昇がおこり、満腹中枢が興奮する。
   
   

食欲というモンスター

● 食べたい！は命を継続する人間の本能。食欲をがまんのダイエットはストレス。

● 食欲のメカニズムを知って、少ない食事で満腹感を！
　（この方法については次回お話しします）

● 食べたいもの、好物を自分の周りに置かない。買い物は必要最少限。


ほとんど多くは食べ過ぎで太っている

最大の難関～自己管理

◎ 食欲の自己管理（１週間で挫折）
◎ 運動の自己管理（１ヶ月以内で挫折）
◎ 行動習慣の自己管理（１ヶ月以内で挫折）
◎ ダイエット管理表記入（１ヶ月以内で挫折）

※ 挫折の平均値

● 一人でやるより家族、友人等のグループでやれば効果は２倍！

● 一人でやるより第３者のアドバイスの元で。（ダイエットスクール・肥満外来 他）


ダイエットを成功させる要因は、何よりも本人の強い意志と決意に起因する

以上のように、一度ひどく太ってしまうと、元に戻すには相当の覚悟が必要ということです。
毎日の自己管理がいかに大切であるか、ということがつくづくわかりますね。


次回は、太らない食事方法についてご説明したいと思います。

• 食事療法の基本
• 食欲と満腹はどこからくる？
• 顔の脂肪を落とさないダイエット