糖質制限は危険

糖質制限は危険

前回糖質制限を初めて1週間で-2キロのお話をしました。
それからさらに10日、合計17日たったところで、糖質制限を中止しました。

とにかく糖質のない(少ない)ものなら、「いくら食べてもいい」というこの食事法。

糖質制限をしていると、今まで炭水化物でとっていたカロリー分を
脂肪やタンパク質からとることになります。
そうすると必然的に、脂っこい物や肉の摂取量が多くなります。
そうしないと、体に力が入らないのです。

この制限を始めて、最初から「体の芯に力が入らない感覚」がありました。
同時期、実家の母親が急に入院したので、駆けつけて看病をしたりなどがあり、
体に力が入らない中でも、忙しさに紛れて深刻に感じることもなかったのですが、
無事退院して、帰宅した頃からひどい体調不良に陥りました。

胸の肉は痩け(元々痩けているがさらに)なにより、体がふらついてとてもしんどいのです。

その頃私がやっていた食事法は、大量にタンパク質や脂肪を取ること。
主食を食べれないので、それだけ副食の量が増えます。
ハッキリ言って、今までとっていた倍の副食量です。
通常に2倍くらいはおかずを並べていました。

食べないものは、ご飯、パン、麺類、シリアル、もちろん菓子類。

糖質の多いビールは止め、飲むとしたら糖質ゼロの缶チューハイ、
そして赤ワインのみ。

主食を食べないだけ、あとは好きなものを食べられる(糖質の少ないものを選んで食べる必要はあるが)

不思議なくらい空腹感がないのです。好きなだけ食べてますから。
でも一気に体重が落ちます。

体がふらついても提唱されている江部先生の書籍を参考に
3ヶ月もすれば、体が脂肪から得たケトン体でエネルギー変換できるようになる、という言葉を信じてやってましたが・・・


正直、命の危険を感じるレベルです。

まずものがよく見えなくなりました。

体のしんに力が入らないだけでなく、目がよく見えないのです。
なんだかぼやける感じなのです、
朝起きた時から、カメラのレンズをのぞいてみているようなのです。

あ、ヤバい、と思いました。

そして、頭がぼーとして、クリアではない。
考えがまとまらない。

人間の体の根本から壊れる、ような感じです。

こんな危機感を感じた健康法は初めてです。

糖質制限はもともと、糖尿病治療食として始まりました。
一般的なカロリー制限とは違い、空腹感を感じることがない、
そして劇的な効果がある、ということで
ダイエッターに一気に広まりました。

しかし、もともと標準体重ややせ形の人には、
この食事法は危険です。

江部先生の糖質制限に異議を唱えている専門家も多いです。

多くの糖質オフ商品も出たり、専門のショップも多く出来ています。
商業ベースに乗っている感もあるように思います。



今回分かったこと、
''''
糖質は人間の体に必要です。



結局、今までと違う理論が出ると一時的にもてはやされることがあるが、
しかし、結局は長年続いた栄養学、きちんと臨床で証明されたものがもっとも大切なのであると。

パット出たようなものは、いくら医師の提唱であっても、すべて正しいものではないということ。

ブドウ糖をエネルギーに利用できないと、人間の体は脂肪を分解してケトン体をつくり、それを利用しようとします。

普段の主食を食べる食事のあとは、すぐにパワーがでますが
このシステムだと、力が出るのに少し時間がかかります。

ケトン体が血中に増える、ということは血液が酸性にかたむくことでもある。
これは非常に危険です。

確かにインシュリンが分泌されるのは、糖質を摂ったときだけですので
インシュリンに問題がある糖尿患者には糖質制限は著効があるでしょう。

私も先日の血液検査でちょっと心配なことがあったので、
予防のために、今回この糖質制限を試した経緯があります。

結局私たちが健康を維持するには、どのような食事方法が良いのでしょうか?



もっとも納得できたのが、日本抗加齢学会専門医の森田祐二氏の提唱する方法です。

最新ライフ記事から引用


====================

「皆さんよく勘違いされていますが、ダイエットとは“体重を落とす”ことではなく、“体脂肪を落とす”こと。そもそも肥満は、糖質(炭水化物など)と脂質の摂取量が、消費量を上回ることなどによります。

 糖質や脂質は余ると中性脂肪という体脂肪になって蓄積されるので、体脂肪を落とすには、単純に糖質と脂質の摂取量を抑えればいいということになります。特に糖質制限は、糖尿病治療にも効果的であると、医学的にも認められています」

 とはいえ、極端な制限には注意点も。

「脂質は、エネルギー源であるほか、細胞膜や脳組織などを作る役目もあります。とくに体内では作れない必須脂肪酸は、食事から摂るしかありません。ですから、極端な制限は体調不良の原因に。

 また、糖質制限を5年以上続けると死亡率が高まるという研究結果もあります。とくに更年期以降の女性は、代謝や筋肉量が低下し、女性ホルモンの減少とともに、脳の衰えや、骨粗鬆症などさまざまな不調が出てくるようになります。こういった時に、食べるべきものを食べ、体力をつけていないと、大病を患う恐れもあります」(森田さん)

 では、糖質と脂質は、どう摂るのが理想的なのか。ここでは、血糖値をあげない&脂肪を吸収しない3つの食べ方を紹介しよう。

【1】野菜・海藻類→たんぱく質・脂質→炭水化物の順で食べる

【2】脂や油を減らしすぎない。質を選んできちんと摂ること

【3】血糖値上昇や脂肪吸収を抑えるトクホ食品などを活用

「ダイエットのためには、糖質は、総摂取カロリーの4割が理想です。1日2000キロカロリー摂るとすれば、糖質は800キロカロリー程度。また、食事の際、食物繊維の多い野菜などを先に食べると、糖の吸収が抑えられることもわかっています。ですから、食事の順序を意識するだけでも、ダイエットにつながります。最近では、食事の前に摂ることで、脂肪や糖の吸収を穏やかにするトクホの食品なども出ているので、そういったものを活用するのもいいでしょう」(森田さん)

 今春には『からだすこやか茶W』(日本コカ・コーラ)など、1本で脂肪と糖の両方に作用するものも登場。ダイエットの強い味方になりそうだ。

「脂質ですが、肉抜きはNG! 肉や乳製品はたんぱく質が豊富なので、ほどほどに食べることも大切。また、料理に使う油をオリーブオイルやえごま油、キャノーラ油など、体によく、必須脂肪酸が豊富なものに変えるだけでも、ダイエット効果は期待できます。

 肥満は、糖質・脂質の過剰摂取のほか、運動不足、睡眠不足、ストレスも原因に。食事はもちろん、運動やメンタルのケアもダイエット成功には欠かせない要素です」(森田さん)

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>糖質制限を5年以上続けると死亡率が高まるという研究結果もあります。

★分かる分かる。命の危険を感じましたから。

とくに更年期以降の女性は、代謝や筋肉量が低下し、女性ホルモンの減少とともに、脳の衰えや、骨粗鬆症などさまざまな不調が出てくるようになります。こういった時に、食べるべきものを食べ、体力をつけていないと、大病を患う恐れもあります。

★はい、まさにどんぴしゃりな年齢であります。

食べるべきものを食べ、体力をつけていかないと、ということですね。

実は昨日、ジムに行ってきたのですが、完全に筋肉が落ち、
元に戻るにはしばらく時間がかかることを認識しました。

もともと49キロでやせ形です。
太ったとしても2キロ前後、私のベストは49キロで、それ以上減っても48,5まで。

しかし今回47キロまで一気に落ちましたが、この約1キロ~2キロ分は、
筋肉だったのです。
筋肉をけずって命を維持しようとしたんですね。

まるで大病をわずらったあとのように、ジムでも筋トレが今までにないくらいきつかったです。

今まで平気だった負荷(おもり)が全然無理で、かなり軽くしてもようやくできる、という感じでした。

たった17日程度の糖質制限でこれだけ体が消耗しました。

皆さんも気をつけてくださいね。


糖質は必ず摂るように、しかし、取り過ぎはNG。

甘い物を控えて主食はちゃんと摂る、
そして食べる順番を気をつける。

野菜→肉・魚など、タンパク質→主食(糖質)

これが急激に血糖値を上げず、脂肪を蓄積しない正しい食事法ですね。


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