ホルモン数値が下降

ホルモン数値が下降

先日、聖心美容外科に行って3月28日におこなった血液検査の結果を聞いてきました。

担当は寺町先生。相変わらず顔が黒い。

そこで、ずっと安定していたエストロゲン値(血中エストラジオール)が、激減していることが判明。
バイエスト1,5mgを毎朝服用していて、理想的な数値を保っていたのに、なぜ?

寺町先生いわく「ホルモン値はその日によって変わる」というものの、4分の1の数値になっているではないか!

実はですね、生理がしばらく来ていないのです。
一番最後が1月14日。もう4ヶ月もない。最長3ヶ月というのはあったが、4ヶ月も来ないのは初めてです。
12月はなんと1ヶ月に3回も来て貧血状態になりました。あれは最後の狂い咲きのようなものだったのか?

エストロゲン値が下がっていることを考えると、いよいよ閉経なのかもしれませせん。
生理があったころかろうじて分泌されていたホルモンが、閉経によってほとんど分泌されなくなった。よって今まで自分のホルモン+ホルモン剤で理想的な数字までいっていたのが、自分のが無くなった分、現在のホルモン剤の量では足りなくなった!ということでは?
先生もそんなこと言ってましたし。

丸1年間月経をみないと閉経だそうです。

今4ヶ月来ていない・・・しかも、来る「気配」すらない。

今回ヘモグロビン値が上がっていた。もともと血が薄い体質で貧血しやすいので、これは嬉しい効用。生理が来てない⇒血を消費しなくてすむ?ということか。

しかし、これでは理想な数値といえないということで、現在飲んでいるバイエスト(エストロゲン)の量を1,5mgから2mgに増やしましょう、と指示がでました。
プロゲステロン値とDHEA-S値は理想的だとのこと。バイエスト以外の服薬量は今までと同じで良いそうです。


ところで、バイオアイデンティカルホルモン補充療法(ナチュラルホルモン療法)って、血液検査のたびに検査結果をアメリカのセンターまで送り、そこで指示を仰ぎ、そしてまた日本の担当医のところに報告が帰って来る、というややこしい経路をたどるので、いちいち時間がかかるんですよね。

今回も服薬量を増やしたのち、1か月後にまた血液検査をして、きちんと数値が上がっているのか調べるのだそうです。
そこでまたアメリカまでいくのか?そのあたりはよく分かりませんが、そのたびに「アドバイス料」のような名目で代金を払わなくてはなりません。

このバイオアイデンティカルホルモン補充療法は、アメリカのセンター独占なのでしょうね。世界のクリニックで実施するにはするが、その大もと管理はアメリカのセンター。

普通の婦人科でこの治療を行っていないのは(通常の婦人科のほとんどは合成ホルモン剤を使ったHRT)このような制度によるものなのでしょう。
しかもナチュラルホルモン剤は大手の薬品会社が作らないので、婦人科では扱えない、というのがあります。よってナチュラルホルモン療法を希望する人は、更年期障害でも保険がきかず、通常の美容クリニック等で高いお金を払って受けなければなりません。

なぜ大手の薬品会社がナチュラルなホルモン剤を作らないのか?という件に関しては、色んな「大人の事情」というかややこしいしがらみがあるようなのです。あまり公表されていないことではありますが。


私はといえば、いよいよ本格的は閉経となりそうです。
ホルモン量を増やしたところで生理は始まらないでしょう。ホルモン剤は卵巣を活発にするものではありません。あくまで、更年期特有のホルモンが減ることに対する過剰な反応を抑えるためのものです、もちろん、骨粗鬆症の予防やお肌のハリを維持するなど、良いことは多いのですが。

ただ、色々と調べていくうちに、ナチュラルホルモンでもHRTでも、ガンの可能性は否定できないようなのです。

私がこの治療を始めようと思ったきっかけは、更年期障害はいやだ、でもガンになりたくない、副作用で苦しむのは嫌だ、と思ったからです。
当時35歳くらいでしたが、そのころからきたるべき更年期の準備はしていました。そこで色々と情報を集めて出会ったのが、バイオアイデンティカルホルモン補充療法でした。

その当時の文献では、バイオアイデンティカルホルモン補充療法にはガン発病などの副作用が全くない、ということでした。なぜならナチュラルなホルモン、もともと体にあるものと同じもので治療するから、という理由でした。

しかし、乳がんや子宮ガンなど、婦人科系のガンの発病にはエストロゲン過多が影響している、ということがわかってきました。単にエストロゲン値が多い、というより、プロゲステロンとの比較で、エストロゲン値が優位になる状態が長引くと、ガンになりやすくなる、というのです。

これが分かってから、HRTの療法でも、今までのエストロゲン単独の治療から、プロゲステロンを併用する治療に変わりましたが、これを考えると、いくらナチュラルホルモンとはいえ、エストロゲンがプロゲステロンに比較して多いことはいけない、しかも、エストロゲンが体に多くある期間が長ければ長いほど、ガンのリスクが高まるので(たとえプロゲステロンを併用しても)この治療は5年以上行うのは危険、という見方も出てきました。

その証拠に、この度の血液検査は、全ての腫瘍マーカー(CA125, CEA, AFP, CA19-9, シフラ)が網羅されていました。検査項目には「腫瘍マーカー」とは明記されていませんでしたが(医者もなにも言わない)私の目は節穴ではないぞ。医療事務資格者として長年働いておりましたゆえ。これらは、大腸がん、肺がん、乳がん、肝細胞がん、すい臓がん、胆道がん、卵巣がん、子宮がんの診断に有用な腫瘍マーカーです。まぁ調べれば誰でも分かることですが。
なぜあえてこれらの検査を併せてしているのか?ナチュラルホルモンが完全に安全と言い切れるなら、わざわざこれらの検査をする必要はないでしょう。

私としては若さを保てるのなら、長く実施しても良いと思っていたのです(実験の意味もこめて)。しかし5年以上は危険、ということを知ってからは、期間限定で治療する、という考えに変わってまいりました。


でも、よくよく考えたら、60代の女性って概して元気ですよね。

更年期は閉経を挟んだ約10年間をいいます。30代から卵巣の機能が衰え始めて、45歳には顕著になります。そして閉経。その後女性ホルモンがほぼ無い状態に体が慣れるまで、色んな症状が出ますが、体が慣れてしまえば、ほとんどの更年期による不定愁訴は消えてしまいます。
だから45歳~55歳くらいの女性より60代の女性のほうが大体においてパワフルなんだ!と改めて納得です。

更年期障害がひどい人はとてもひどいようですが、考えようによってはこの時期をうまい具合に乗り越えられたら、楽しい60代が待っている!ということです。
しんどい時だけ治療をすればよいのですよね。

ただ、ホルモン補充をしたあといきなり止めるのも勇気がいると思う。

聖心に聞いたら、70代でもこの治療を受けている人がいる、ということでした。
私が今後どうするかは、状況を見ながら検討したいと思います。


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